三浦しをん「船を編む」トークセッション:紀伊國屋サザンシアター

2012年2月4日
新宿の紀伊國屋サザンシアターで開催、
三浦しをん×岸本佐知子トークセッション
「いま、ことばを編むということ」へ行く。
 
 三浦しをん
  
2012年度の本屋大賞に三浦しをん著の「船を編む」が選ばれたそうです。
そういえば思い出したのですが、
さる2月4日、船を編むが紀伊國屋書店の「キノベス!」という賞に
選ばれたことを記念して開かれた授賞式兼トークセッションがありまして、
生の三浦しをんを見てきたので、その感想を一筆書こうかと。
トークセッションの相手は、翻訳家の岸本佐知子氏。
  
そのとき自分は船を編むも実は読んでなかったし、
三浦しをんのその他の作品も読んだことがなかったのですが、
(何で行ったんだろうか、ねぇ)、
流石作家というべきか、不思議なオーラ全開の女性でした。
吉祥寺とか中央線沿線に居そうな出で立ちで、
プーマのジャージ上と赤くロングスカートをシャキーンとさせながら、
自然体のトークを当日は炸裂。
壇上には金色の屏風があったんですが、
しをん氏、開口一声が「じゃあ、これから婚約記者会見をはじめます」。
直球すぎるくだらないボケでしたが、思わず笑ってしまいました。
そういうの結構好きです。
  
  
金屏風
確かに婚約記者会見風
  
  
覚え書き
・会場参加者、眼鏡率高し。流石、本のイベント
・しをん氏、意外に若い。宣材写真の落ち着いたイメージとちょっと違うかな
・「うーん」という口癖
・今回のキーワード:「マロボックル」「ランステ」「アサチュン」「ヤッソン」
・スーパートリビア辞典
・あたり前田のクラッカー、そうは桑名の焼き蛤
・目の付く所に何故辞書を置くのか
・岩波国語辞典、新明解 < 広辞苑、大辞林 < 日本国語大辞典
・他人と辞書を共有するって、何か嫌だよね
・新明解は面白い、だけど、それだけだと不安になる
・辞書は版によって(編集者によって)、実は同じ辞書でも大分内容が違う
 cf.「合体」:この辞書における性交の暗喩 by 新明解
・「へ」の人
・「血潮」が抜けてた!
・ヴィジュアルはそれほどはっきりとイメージせず書くのが、作家。
 状況でどうとでも読めるように
・自分を昂ぶらせるために、作品の設定を作る。
 今回は見開き2ページのメモで→メモ帳は束見本
・西行は流れ者
・川でおぼれて vs 川におぼれて
・プログレッシブ
・能率手帳
・取材の時にメモを取ると、雑談になりにくい。良い点と悪い点の両面
 →取材後、記憶があるうちにウォーっとメモを書き散らかす(わかります)
・うさぎの肉は食べない、ストッキングは履かない
・「私の性格の悪さをなめるなよ」
・女の人のエッセイがつまらないのは、自慢話が多いから(なるほど)
・冊子という制限があるからこそできる辞書
・まとめると、BLネタが大好物の様
・後日、船を編むを読む。登場人物のキャラが立っていて、
 面白かったです。映画化orドラマ化されるんだろうなあ
・三浦しをんさん特別寄稿『辞書は「言葉」という希望を乗せた舟 』
・プレゼントのぬっぽろラーメン、当たりませんでした
  
・ちなみに、キノベス!2012
 第1位『舟を編む』三浦しをん
 第2位『コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる』山崎亮
 第3位『アライバル』ショーン・タン
 第4位『困ってるひと』大野更紗
 第5位『犯罪』フェルディナント・フォン・シーラッハ
 第6位『人質の朗読会』小川洋子
 第7位『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』ジュノ・ディアズ
 第8位『中国化する日本』與那覇潤
 第9位『計画と無計画のあいだ – 「自由が丘のほがらかな出版社」の話』三島邦弘
 第10位『笑い三年、泣き三月。』木内昇
 第11位『一般意志2.0―ルソー、フロイト、グーグル』東浩紀
 第12位『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』三上延
 第13位『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子
 第14位『暇と退屈の倫理学』國分功一郎
 第15位『これはペンです』円城塔
 第16位『私のいない高校』青木淳悟
 第17位『ソーラー』イアン・マキューアン
 第18位『和子の部屋―小説家のための人生相談』阿部和重
 第19位『ミステリウム』エリック・マコーマック
 第20位『円卓』西加奈子
 以下略