ゴッホ展:国立新美術館

2010年10月22日
六本木の国立新美術館で開催中、
「没後120年ゴッホ展 こうして私はゴッホになった」へ行く。
 
没後120年ゴッホ展
 
たまたま新聞を読んでいると、美術鑑賞に関するアンケート結果が載ってました。
その記事によると、「最も見たい作家は?」という問いに対して、
20~60歳代の男女1000名が一番多く名前を挙げたのが、ゴッホだそうです(79名)。
確かに、国立新美術館のゴッホ展、平日にも関わらず今日は休日だっけ?と思うほど、
会場が混雑していて驚きました。
いつも美術館に行くと展示に合わせたポストカードを買うようにしているんですが、
売り切れていたものも幾つかあって、日本人はゴッホが本当に好きなんだなあと。
 
今回の目玉の一つとも言えるのが、
「アルルの寝室」を実物大でリアルに再現した部屋の展示でしょうか。
絵では意識しにくいスケール感とかを感じられて、なかなか面白かったです。
個人的にはゴッホの手紙の文章が、会場の要所要所で添えられているのがいいなと思いました。
絵を見ていて横の説明文を見てしまうと、それにつられて絵を見ようとしてしまうので、
あまりよろしくないときもあるんですが、文章が画家本人の言葉であると、
こういう想いで作品をつくったのかーと、納得できるときがあります。
アルルの寝室に対してゴッホが述べている手紙の文言も、会場にありました。
実物大の模型もいいけれど、ゴッホの言葉によって語られるアルルの寝室の方が、しっくりくるし、
よりリアルに感じられたのは、真というべきか、妙というべきかやあらむ。
 
 
ゴッホ展の入り口
ゴッホ展の入り口。イエローな感じ
 
ヒバリの飛び立つ麦畑
「ヒバリの飛び立つ麦畑」
 
種まく人
「種まく人」
 
アルルの寝室
「アルルの寝室」
 
 
覚え書き
・補色を中心とする色彩の使い方、全形を大きく使う画面構成
・パースペクティヴフレーム(遠近法の枠):長方形の枠に格子状に針金や糸を張ったもの
・ジャン=フランソワ=ミレー
・野良仕事→掘る人、種まく人、耕す人、刈る人、束ねる人、等々
・「マルメロ、レモン、梨、葡萄」→ゴーギャンに黄色い静物画と呼ばれた作品。額もゴッホ自身が取り付け
・点描技法、シニャック、スーラ
・日本の浮世絵から学んだ平坦で強烈な色彩や大胆な構図
・「それにしても、この飾り気のない室内を、
  スーラ風の単純さで描くのは途方もなく面白かった。
  平坦な色調だが、粗い筆を使って、思い切り厚塗りにしている。
  壁は淡いライラック色、床はむらのある褪せた赤、イスとベッドはクリーム・イエロー、
  枕とシーツはとても淡い黄緑、ベッドカバーは血のような赤、洗面台はオレンジ、
  洗面器は青、そして窓枠は緑だ。
  これらのまるで違った色調全部を使って、完全な休息を僕は表現したかったのだ」
  ゴーギャン宛の手紙より