世界を変えるデザイン展:アクシスギャラリー、東京ミッドタウン・デザインハブ

2010年5月29日
六本木のアクシスギャラリーと東京ミッドタウン・デザインハブで共催中、
「世界を変えるデザイン展」へ行く。
 
世界を変えるデザイン展 アクシスギャラリー
 
東京のアートスポット六本木は、
美術館もさることながら、
デザインをテーマにしたミュージアムスペースもとても充実している場所です。
今回はその中でも3つの指に入るであろう2つの場所、
アクシスギャラリーと東京ミッドタウン・デザインハブが共同で
「世界を変えるデザイン展」を開催するということで、見てきました。
 
会場では、発展途上国で抱える課題を
解決してきたさまざまなデザインプロジェクトの概要、結果などが
water、food、energy、health、housing、
mobility、education、connectivity、
という8つをテーマ分類で紹介されていました。
デザインの手法はプロダクトや教育に関するものが中心で、
実際にデザインされたプロダクトや、
教育の現場で使われた道具などが実物展示されていました。
 
自分はどちらかというと
グラフィック系のデザインとの関わりが多いので、
そっち領域のプロジェクトとかも知りたかったのですが、
それは置いておいて、
現地のコミュニティをしっかりとリサーチし、
そこから得られた身近な課題をプロダクトデザインで解決していくという手法は、
恐らくとても基本的なデザインのプロセスなわけで、
未知なる課題に取り組み、きちんと成果を上げているプロジェクトの数々を見ながら
純粋にすごいなという感情や、
ぶるっとした武者震いのようなものが自然とこみ上げてきました。
個人的に気に入ったプロダクトは、
グラウンドキーピングなんかで使いそうなローラー上の水運び器具。
あれがあれば、確かに頭の上に大きな水ガメを乗っけて運ぶ必要ありません。
着眼で勝負あった、というようなデザインですね。
 
「世界を変えるデザイン展」とは直接関係ないのですが、
今回は2つの会場で同じテーマの展示がなされていて、
その会場の雰囲気の違いというのも、実はとても面白かったです。
これはアクシスギャラリーとデザインハブという2つの場所の、
デザインの志向性の違いが表れた結果であると言えるかも知れません。
デザインに興味のある方は、この会場の雰囲気の違い、
特に展示情報の取捨選択の違いなんかが一つの見所になるかと思います。
ちなみに両スペースとも、
歩いて気楽に行き来できる距離ですので。
 
 
世界を変えるデザイン展 デザインハブ
デザインハブの様子。エントランスグラフィックが凄い
 
 
覚え書き
・アクシスギャラリーは、ゴリゴリのデザイン玄人向けな感じ。
 各プロジェクトの表面的なモノだけでなく、
 背後にある経済的な効果をきちんと伝えようとしていた
・内容は難しめだったけど、アクシスギャラリーの方が
 展示演出はこっていたのかな。無垢角材を活かした魅せるディスプレイ
・デザインハブの方は、どちらかというとコンシューマー向け。
 プロダクトの価値・効果をピクトでわかりやすく表示していた
・もう一つ、デザインハブは入り口のエントランスグラフィックを見るべし。
 誰の主導による情報計画なのだろう。
 エントランスグラフィック by 中野デザイン事務所と
 記載してあったけど、お見事