マディソン・アベニューの履歴書:アド・ミュージアム東京

2010年9月18日
汐留のアド・ミュージアム東京で開催中、
「マディソン・アベニューの履歴書 – 時代をつくった男と女 -」へ行く。
 
マディソン・アベニューの履歴書
 
美術館とよばれる場所に結構行く方だと思うんですが、
大抵はやっている企画展にまず興味を持ち、
たとえば今回のゴッホやドガは面白そうだなとか思って、行くことが多いです。
企画展の名前がまずありきみたいな。
一方で、企画展の名前ではなく、
その美術館(あるいはミュージアム)の名前がまずありきで、
足を運ぶことも数は少ないですがあります。
汐留にあるアド・ミュージアム東京は自分にとって後者にあたるミュージアムで、
いつも、何か新しい企画展がはじまると、
アド・ミュージアムの企画展だから行かなくてはならまいて、と、
反射的に銀座線新橋駅(最寄り駅)に降り立っています。
 
今回の企画展は、アメリカの広告史に名を残すレジェンドたちの歩みを
実際の広告とともに辿っていく内容でした。
展示されている広告は1950年代から最近までと、非常に幅広し。
昔の広告はCGとかも発達していないのに、今見ても新しいなと思うところが多くて、
アイデアの種をもらったり、仕事の刺激を得られたりと、期待以上の展示でした。
 
雑誌や新聞など、グラフィック系の広告はアド年鑑のような書物を通して
ちょっと頑張って調べ物をすればうかがい知れるけど、
テレビCMなどの映像系広告は、なかなか現物に触れる機会って、難しいです。
それが外国の広告となると、なおさら。
今回の企画展では、外国の過去のテレビCMが多く展示されていて、
とても見応えがありました(最近はyoutubeがあるけど、ここでは字幕付きです)。
日本のテレビCMと違って、外国のは尺が長めなので、
CM自体にストーリー性があって、面白いです。隠し味で入っているユーモアが上品というか。
クリエイティブにふざけている、あそんでる感じが、いいなー。
 
 
カレッタ汐留
アド・ミュージアム東京があるカレッタ汐留
 
Think small.を使ったポスター
有名な「Think small.」の広告をモチーフにしたポスター
 
カレッタ汐留の中
カレッタ汐留の中でも派手目に宣伝されてました
 
アド・ミュージアム東京の出口
ミュージアムの出口付近。混雑もなく快適に鑑賞できました
 
すごいきん(ようび)
駅への帰り道に見た日本の広告。これはこれで凄いね
 
 
覚え書き
・会場はそれほど混雑してませんでしたが、
 週末はミュージアムの閉館時間が早めなので要注意
 ゆったり気持ちよく見過ぎて、自分は2時間以上経過してました
・「マディソン・アベニューに生きたクリエーティブたち」という
 24ページのパンフレットを無料で配布してました。
 結構読み応えのある内容
・ニューヨーク・マディソンアベニュー = 米国広告業界のニックネーム
・リーズンホワイ広告
 →その商品が人々のかかえる悩み、問題を軽減する理由を具体的に示す
・Does she… or doesn’t she ?
 (彼女、しているのかしら?… してないのかしら?)
 by Shirley Polykoff
・ホワイトヘッド提督
・シカゴ派
 →商品の中に隠されているドラマを見つけ出し、
  そのドラマを広告表現のベースにするというもの
・”At 60 miles an hour the loudest noise in this
  new Rolls-Royce comes from the electric clock.”
  (時速60参るで走っている新しいロールスロイスの車内で聞こえるのは、
  電気時計の音のみ。)
 by David Ogilvy
・Lemon.
 (不良品。)
 by Helmut Krone, Julian Koenig
・フォルクスワーゲンのCM「葬式」(by Roy Grace)をはじめて見る。
 ウィットに富んだ広告とはかくあるものだなと、感激。
 商品の訴求もしっかりとしてるし、やられました
・モハメド・アリの情熱、エクスファイアの表紙
・タイガーウッズのCMに諸行無常を感じる今日この頃
・作品解説用にiPadが設置されてました。
 美術館とかミュージアムで使われているのを見たのははじめてかも
・リドリー・スコット監督のappleの伝説のCM「1984年」、
 ハンマー投げ女性は何者?