ネイチャー・センス展:森美術館

2010年9月27日
六本木ヒルズの森美術館で開催中、
「ネイチャー・センス展」へ行く。
 
ネイチャー・センス展
 
以前、東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで
「セカンド・ネイチャー」という企画展が開催されていました。
吉岡徳仁というデザイナーがそれをディレクションしていたのですが、
個人的にとても強い衝撃を受けました。
デザイナーなのにこんな展示ができるんだなーと。
それまであまり美術館に行ったりする習慣はなかったけれど、
その後繁く美術館に足を運ぶようになった、
一つのきっかけになった展示だったように思います。
特にそこで展示されていた「CLOUDS」というインスタレーションは、
自分にとって生涯忘れることのできない、原体験のようなものになっています。
その後、上野の東京国立博物館で行われた彼の監修による
カルティエ特別展「Story of…」にも行きました。
 
吉岡徳仁の言葉に「気持ちをデザインする」というのがありますが、
何というか、ただキレイなものをつくって終わりー、というデザインではなくて、
つくったものに触れた後、触れた人はどのような感覚を得るだろうか、
ということに(恐らく)気を配ってる仕事ぶりが、凄いなあといつも感じます。
 
そんなわけでこの度、再び吉岡徳仁が自然をテーマにした展示を行うということで、
森美術館に向かいました。今回は吉岡徳仁の単独展ではなく、
篠田太郎、栗林隆の両氏を含めた3名での共同展。
会場は各氏の作品を順番に辿っていくような構成で、
平日だったため混雑もなく、ゆったりと鑑賞できました。
 
目的の吉岡徳仁の作品では、会場の最初に展示されている「スノー」という作品が
事前に写真で見てた以上で、五感にブルブルっとくるものがありました。
自然界に降り積もるものとは違った視点で、
雪の持つ儚さと美しさを考えさせられました。
広く明るい空間で体験する降雪は、不思議な趣を醸し出しておりました。
吉岡徳仁以外には、栗林隆という人の作品に興味を持ちました。
「ヴァルト・アウス・ヴァルト(林による林)」。
もぐらになった気持ちで穴から顔を出してみると、
単純なことだけど、見える世界がまったく違うものですね。
栗林隆という人はこれまで気にしてなかったけど、
他の展示作品も面白いものが多かったです。
とういわけで、また気になるアーティストが一人増えました。次作が愉しみ。
 
 
ネイチャー・センス展の街頭広告
六本木ヒルズ内の広告
 
「Snow」を撮る人
「Snow」
「Snow」と人
吉岡徳仁「スノー」
 
Water Block
吉岡徳仁「ウォーター・ブロック」
 
銀河
篠田太郎「銀河」
 
wald aus waldの外側
wald aus waldの穴
wald aus waldの内側
栗林隆「ヴァルト・アウス・ヴァルト(林による林)」
 
YATAI TRIP
栗林隆「YATAI TRIP(ヤタイ・トリップ)」
 
NATURE BOOK LOUNGE
ネイチャー・ブックラウンジ。自然関連書籍の閲覧スペース
 
 
覚え書き
・会場は写真撮影OK(最近、こういう展示が増えてきた?)
・「スノー」はちょっとだけ、後片付けを心配。大分、羽毛のようなものが舞い上がりそう
・同時開催でインドネシアのアーティスト「トロマラマ」のコマ撮り動画を見ることも可能。
 こちらもなかなか見応えのある作品でした