藤本壮介展:ワタリウム美術館

2010年11月20日
外苑前のワタリウム美術館で開催中、
藤本壮介展「山のような建築 雲のような建築 森のような建築」へ行く。
 
藤本壮介展
 
ネットなどでいろいろとレビューを見ていると、
今ワタリウムでやっている建築関係の展示が面白そうだったので、いざ外苑前に行ってきました。
藤本壮介という人は日本の建築家の中でも最も注目を集めている、
そんな風に言われているほど凄い人らしいです。
正直そこらへんの事情はよくわからないんだけれども、
実際に展示を見てみて、これは面白いぞ、と思う内容でした。
 
自分は作品の印象もそうだけど、言葉がしっかりと伝わってくるような類の展示が好きなんですが(恐らく)、
今回の展示は説明的なものから思わせぶりなところまで、
すべて作者によって選ばれた言葉が並べられていたので、いい感じでした。
特に3階の展示。藤本氏の言葉を借りると、思考のつながり、発想のつながりを体験する空間、
ということになるんですが、建築家の頭の中を可視化したような場所になっていて、非常に印象に残りました。
 
書いてて思ったけど、古典的なアートと現代アートを比較した場合、
現代アートは基本的に作者自身が作品を説明することができるわけで、
そういうことを破棄する人もいますが、
作品の周囲周辺、ときには作品からは遠い場所でもよいので、
言葉をきちんと使っていく、配置していくということは大事だなあ、と、
あくまで一庶民の意見。
 
 
ワタリウム
ワタリウムのファサード
 
ワタリウム2階。透明の筒という筒が筒々と。
2階を外から。未来の建築の容貌がかすかに
 
藤本壮介展イメージスケッチ
展覧会のイメージスケッチ。3階の展示はよかったなー
 
SO+ZO展
おまけ。藤本壮介とは関係ありません。おいしい生活
 
 
覚え書き
・2階。1/1スケールの実際の建築物を体験
・つまり洞窟は機能的ではないが、発見的である
・アクリルのようなパイプ。ところどころベンチのようなスペース
・廃墟は偶然を内包した非完全であり、それゆえに人工的な洞窟となる
・砂漠と森。できるとするの違い。砂漠のような建築ではなく、森のような建築を作りたい
・3階。思考のつながり、発想のつながりを体験する空間。
 床から突き出てたくさんの模型。よくぶつかる。ゆらゆらとゆれる。ペロリとキャプション
・積んだ石。ともかくやってみる。just do it
・とりあえず積んでみてその後考える
・言葉がある。小さな世界がある
・「ガモフ全集」。「言葉と物」。「7つの夜」
・4階。東京の原風景。坂と発砲スチロール
・「山のような建築 雲のような建築 森のような建築」。
 あえて建築とはほど遠い名前をタイトルに付ける