植田正治:ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

2010年8月7日
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで開催中、
浜口陽三・植田正治2人展「夢の向こうがわ」へ行く。
 
浜口陽三・植田正治2人展「夢の向こうがわ」
 
現在のヨーロッパにおいても
「ueda-cho」(植田調)という言葉が通用するほど、
卓越した構図とモダンな感覚の調和した植田正治の写真のスタイルは
世界的に高い評価を得ているー。
手元の資料にはそんな評が書いてありました。
植田正治という写真家について何も知りませんでしたが、
この展覧会を紹介するサイトなどで目にした、
砂丘をバックにハットをくいっと持ち上げた写真に
とても強いインパクトを感じていたので、ぜひ他の写真も見たいと、
水天宮前のミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションまで行ってきました。
 
1階フロアの真ん中にある螺旋階段をぐるりぐるりと降りていくと、
地下1階の展示会場に植田正治の写真が並んでいました。
地上よりも少し深い空間には、
空調のゴーッゴーッという音が小気味よく充満していて、何とも不思議な感じ。
もしかすると、この雰囲気が植田正治のモノトーンの写真とも
いい具合にマッチしていたような気がします。
会場では砂漠で撮影された写真を中心に、
50近くの植田正治の作品が展示されていましたが、
どれも今見ても斬新な感じで、こんな人が本当に何10年も前にいたんだと驚きました。
自画像風に撮影した写真では風船を持ってとぼけた感じだけど、
面白いことやったるぜーと、どんなときでもアグレッシブに狙ってた人なんだろうなと、
写真1枚1枚を見ながら、そんなことを思いました。
 
 
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション。水天宮駅すぐ近く
 
シリーズ「砂丘モード」より
シリーズ「砂丘モード」より
 
「砂丘人物」
「砂丘人物」
 
 
覚え書き
・地下1階が植田正治の会場で、1階が浜口陽三の会場。
 浜口陽三の版画作品も非常に見応えのあるものでした
・鳥取に植田正治写真美術館というのがあるそう。
 鳥取砂丘とともに訪れてみたい
・家族全員で砂漠の上でポーズをとってる写真とか、
 まさにシュールレアリスム
・東京都写真美術館の入り口あたりに
 着物の女の人が砂漠にいる写真があったけど、
 あれは植田正治の作品だったのかと、膝を打つ
・これだけ砂漠の作品ばかりだったのに、不思議と暑苦しさはなし。
 卓越した構図とモダンな感覚がそれを打ち消しているのか?
 砂漠写真で納涼哉